欧州新興民主主義国における民族的寛容
Data(s) |
25/06/2013
25/06/2013
01/06/2013
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Resumo |
新興民主主義国において,政治的寛容の対象となる最大の集団のひとつは民族的少数派に属する市民である。欧州でも新興民主主義国では先進民主主義国と異なり,民族的少数派市民の人口比は外国人人口比よりはるかに大きい。ところで民族的少数派市民は外国人に比べて,民族的多数派に認知されている。このことからすると,民族的少数派市民の人口比が大きければ,個人的接触を促す一方で,社会的脅威感を呼び起こしにくいため,寛容が高まると考えられる。本稿は欧州の新興民主主義16カ国についてのユーロバロメーターの個票データと国別マクロデータからなるデータセットを階層線形モデルで分析した。そして,外国人人口比が政治的寛容を弱めるのに対し,民族的少数派市民の人口比が政治的寛容を強めるとの結果を得た。 |
Identificador |
アジア経済 54.2 (2013.6): 36-55 http://hdl.handle.net/2344/1246 アジア経済 54 2 36 55 |
Idioma(s) |
ja jpn |
Publicador |
日本貿易振興機構アジア経済研究所 Institute of Developing Economies, JETRO |
Palavras-Chave | #ヨーロッパ #少数民族 #政治 #意識調査 #316.8 #EA Europe ヨーロッパ |
Tipo |
Article Journal Article |