コンゴ民主共和国における武装勢力掃討は成功するか? -- 対ADF作戦の難しさ


Autoria(s): 澤田, 昌人
Data(s)

20/11/2014

20/11/2014

2014

Resumo

コンゴ民主共和国の安定を図るため、国連は周辺諸国、アフリカ連合などと協力して新たな構想を立ち上げた。その構想「フレームワーク」ではコンゴ軍と協力して、コンゴ東部の武装勢力を一掃する作戦を展開することとなった。ADFと呼ばれる武装勢力もその標的の1つであるが、いまだに武装解除できていない。本稿ではADFの誕生から現在までの歴史をたどり、彼らが地元住民と社会的、経済的に緊密なネットワークを形成して共存していることを示す。またADFが、コンゴ軍やそのほかの武装勢力による暴力から地元住民を保護する役割を果たしていることを示唆し、コンゴ軍よりも支持されている可能性を示す。コンゴを安定させるためには武装勢力への軍事行動だけでなく、コンゴ軍を含む、政治、行政機構の改革にこれまで以上に積極的に取り組む必要がある。

Identificador

アフリカレポート 52 (2014): 78-87

http://hdl.handle.net/2344/1391

アフリカレポート

52

78

87

Idioma(s)

ja

jpn

Publicador

日本貿易振興機構アジア経済研究所

Institute of Developing Economies, JETRO

Palavras-Chave #コンゴ(キンシャサ) #国内紛争 #国連平和維持活動 #軍事 #治安 #地域社会 #390 #FCCG Congo (Kinshasa) コンゴ(キンシャサ)
Tipo

Article

Journal Article